2015/03/30 ハーツ会計事務所の山田先生からの情報です
ハーツ会計事務所の山田先生からの情報です
【税込経理と税抜経理とどっちが良い?】
消費税の会計処理には、税込経理と税抜処理があります。税込経理は消費税を含めた金額で損益計算や資産計上をすることになり、一方で税抜処理は本体金額と消費税と分けて損益計算や資産計上をすることになります。(併用方式はここでは割愛します)
どちらを採用するかは会社の任意となっていますが、免税事業者の場合には税込経理が義務となっています。
一般的に、メリットデメリットは以下のように言われています。(足りなかったらゴメンナサイ。。)
当たり前ですが、一方のデメリットは他方のメリットですよね。
【税込経理】
(メリット)
- PLの取引金額が大きく見せれる
- 措置法などの特別償却・税額控除の制度を採用する場合に税込金額で判定できる
- 経理処理が簡便(今どき会計ソフトで処理しないことはないのでこれは無いかな。。。)
(デメリット)
- 少額資産の判定が税込金額となってしまう(メリットの②と反対ですね)
- 消費税の納付税額が試算表から直ぐに判らない
- 納付税額を費用として計上するのでPLへのインパクトが大きい(決算予測が難しい?)
- 交際費の損気不算入の金額が税込金額で判定・計上することになる
【税抜経理】
(メリット)
- 少額資産の判定が税抜金額でできる
- 消費税の納付税額が試算表から直ぐに判る
- 税抜金額で処理するのでPLへのインパクトがほとんど無い(決算予測に消費税を考慮しなくてよい?)
- 交際費の損気不算入の金額が税抜金額で判定・計上できる
(デメリット)
- PLの取引金額が本体金額で計上される(デメリットでは無いかな。。)
- 措置法などの特別償却・税額控除の判定が税抜金額となってしまう
- 経理処理が煩雑(でもないかな。。。)
こうしてみると、免税事業者でなければ税抜経理の方が良いかもしれませんね~。
ちなみに、中小企業の会計指針に適応するには税抜経理が原則ですね。
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